日々修行201 AI時代のリテラシー

著名入りの原稿は、その名前を出している人が書いているのが原則です。大手新聞(読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞など)でも著名入りの記事が増えています。

著名なしの記事は、書いた本人が責任を取る(文責)のではなくて、新聞(編集長)であり、もしくは新聞社で責任を取るということになります。会社などが責任を取りたくないということではなくて(そういうことも一部ではあるかもしれないのですが)、誰の解釈と主張なのかを明らかにしておきたいということです。

日本メディカルダイエット支援機構のホームページの原稿は、署名入りのものの著名者(ほとんど私ですが)が全文(すべての文字)を書いているものということになっていますが、実際はAIが文章化して、それを著名者がチェックをするということで進めています。

私たちとしては、自分で全部を書いても、AIが手助けしてくれていても伝えるべきことは伝わっている、曖昧さはないという認識で進めています。IT業界と長く付き合ってきて功罪も知っているので、それなりの配慮もしています。

ところが、AIを信じすぎて、AIを頼りにしすぎると、AIに(というよりも、その裏側にいる誰かの意向に)流されてしまうことになりかねません。そのAIも、原稿作成や事務手続きの簡素化といったことでは大きな問題は起こらなくても、これがメディア(情報発信)の世界のこととなると、本当に誰かの意向・意図で情報が出されていることになります。

大手検索エンジンではAI化は徐々に進められてきていましたが、とうとう検索ページにAIによる概要が初めに表示されるようになりました。まだ試験運用中(2025年3月)とはいっても、ほぼ完成版といった状態です。

これを活用して情報収集をしていると、ほしい情報が入手できて、それなりの原稿を書くネタにすることができます。例が合っているのか、表現が正しいのか疑問がないわけではないものの、ガセネタ(間違い情報)を拡散することにもなりかねません。

情報そのものは間違っていなくても、裏の意図がある情報が流されると、だんだんと誤った方向に導かれてしまい、元には戻れなくなってしまうことにもなります。

見るからに本当の情報と感じてしまうガセネタが平気で流されているのは、何も今に始まったことではないものの、正しい情報を見抜くためのリテラシー(ある分野に関する知識や、理解力、活用する能力)は、これまで以上に重要であり、リテラシーの向上が必要になってきています。

数多くの情報の中から正しい情報を見抜いて、その正しい情報の中から役立つ情報を選択して実践すること、その実践も継続できることであるのが重要です。これまでは選択ができると自信を持っていたことでも、AI時代には、さらにレベルの高いリテラシーが必要になってくると強く認識しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕