記念日のことを連続して取り上げているのは、新たな記念日を作り出して、これを地域の盛り上げや起爆剤にしようと考えているからですが、日本メディカルダイエット支援機構としては健康に関わる記念日を考えています。その思いもあって、日本メディカルダイエット支援機構のホームページで広く健康に関わる記念日を毎週紹介してきました。2020年9月1日から始めて2021年8月末で1年間の継続となることから、これまでの傾向を整理して、新たな活動の対策を練ろうと考えています。
記念日は国民的に関心が高くて、一つのテーマで盛り上げていくには絶好の素材です。健康づくりのための“財産”を作り上げて、これを後世に残していくには、さまざまな方法があり、そのうちの多くを実行していかなければならないのですが、記念日はメディアも取り上げやすく、地域の特産品や特徴的なイベント、歴史にまつわる記念日で観光の呼び水にするなど使いやすいものではあります。記念日の中には、地域発、地方企業発も数多くあり、地域の活性化につながっている例もあります。その例については実例をあげながら連載式に紹介していくこととしますが、記念日のよいところは1年に1回は必ず巡ってくるもので、その記念日を心待ちにしてカウントダウンのイベントも仕掛けやすくなっています。
記念日イベントというと、大人だけのもの、企業や団体だけのものという印象もあるのですが、食べ物や健康に関わるものは年齢に関係がなくて、子どもが参加できる、むしろ子どもを巻き込んだイベントにしていくことで、地域の商品の販売や集客で終わらず、次世代の子どもたちに地域の歴史や文化を伝え、故郷への愛着心を高めて、定着人口を増やしていくということがあげられます。
ここにあげていった項目は、実は広告代理店が地方創生の企画提案の中に入れている言葉で、能書きだけでなく、実際に成功させるために記念日が活かせると考えて取り上げました。
どんな記念日にして、何を打ち出していくのか、そのために何が必要で、今の地域に欠けているものは何かということを皆で考えて、住民参加、もっと言えば次世代につなげていくことなので、子どもの参加も意識した記念日を構築していくべきだと考えています。
これを現実化するためにも、記念日をパターン化して、これを参考にして、どんな記念日が地域に相応しいか考えていくきっかけとなればと思っています。