治検17 検定の名称の考え方

検定は、他に同じ名称のものがなければ、どのような名称でも問題はないはずです。同じ検定の名称が存在していても、検定の名称の前に「◯◯協会認定」「◯◯協会運営」と書かれていることで別の存在と認識されるのが普通です。

普通でないのは商標が抑えられている場合で、私どもは日本メディカルダイエット支援機構というNPO法人なので、「ダイエット検定」の名称での実施を考えたこともあり、そのような提案をされたことも何度かあります。

しかし、ダイエットと名をつけた検定には手をつけていません。というのはダイエット検定が商標登録されているからです。商標登録をしている団体や会社があると、これを使用すると必ず訴えられるわけではありません。これは私どものメディカルダイエットをつけた検定でも同様で、短いところで合致していると商標登録に触れると判断されます。

ダイエット検定に限らず、商標登録されている検定と同じ名称のものは存在しているのですが、お遊び程度の検定、大きな影響がない検定では見逃されているところがあります。私どもは法人名がどうあれ、影響力があるほうなので、あえて挑戦するようなことはしていません。

ダイエット検定がダメならメディカルダイエット検定ならどうかという提案も何回かされていますが、それに商標が取得されている用語が含まれていると使えないというのが公式見解です。略称が同じであっても全体の名称が違っていれば大丈夫との考えもあるのですが、多くは正式名称と略称の両方が商標登録されるのが一般的です。医検というと医学検定が有名ですが、医療検定、医療用語検定、医療用語検定なども略すと医検です。

全体的な検定ではなく、専門分野や部位などの検定もあり、骨検、肝検、腎検、眼検といったものもありますが、検定の形を使って実はPRだったということも多いのが実際のところです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕