文部科学省の「食に関する指導の手引」の食に関する指導の目標から、食事の重要性について紹介します。
【心身の健康】(心身の成長や健康の保持増進の上で望ましい栄養や食事のとり方を理解し、自ら管理していく能力を身に付ける)
生涯にわたって健全な食生活を実現することが、心身の健康の増進と豊かな人間形成に資するという視点である。そのために、望ましい栄養や食事のとり方を理解する必要がある。
また、食事を規則正しく3食とるなど望ましい生活習慣を形成し、食の自己管理能力を身に付けることが、心身の健康にとって重要である。
〔知能・技能〕
*望ましい栄養や食事のとり方とともに、手洗いやよく噛むこと、よい姿勢や和やかな雰囲気づくりは、食事の基本であることを理解し、健全な食生活に必要な技能を身に付ける。
*心身の成長や健康の保持増進には、朝食を含む1日3度の栄養バランスのよい食事摂取、適切な運動、休養と睡眠が必要であることや、さまざまな食品にはそれぞれ栄養的な特徴があることを理解できるようにする。
〔思考力・判断力・表現力〕
*1日分の献立を踏まえ、栄養のバランスをよくするために、簡単な日常食の調理を考えることができるようにする。
*栄養や食事のとり方などについて、正しい知識・情報に基づいて自ら判断できるようにする。
〔学びに向かう力・人間性〕
*自分の食生活を見つめ直し、主体的によりよい食習慣を形成しようという努力をする態度を養う。