発達栄養学182 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・小学校3

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。
(3)栄養を考えた食事
ア 次のような知識を身に付けること。
(ア)体に必要な栄養素の種類と主な働きについて理解すること。
(イ)食品の栄養的な特徴がわかり、料理や食品を組み合わせてとる必要があることを理解すること。
(ウ)献立を構成する要素がわかり、1食分の献立作成の方法について理解すること。
イ 1食分の献立について栄養のバランスを考え、工夫すること。
2 内容の取扱い
(2)内容の「B衣食住の生活」については、次のとおり取り扱うこと。
イ (2)のアの(エ)については、ゆでる材料として青菜やじゃがいもなどを扱うこと。(オ)については、和食の基本となるだしの役割についても触れること。
ウ (3)のアの(ア)については、五大栄養素と食品の体内での主な働きを中心に扱うこと。(ウ)については、献立を構成する要素として主食、主菜、副菜について扱うこと。
エ 食に関する指導については、家庭科の特質に応じて、食育の充実に資するよう配慮すること。また、第4学年までの食に関する学習との関連を図ること。
第3 指導計画の作成と内容の取扱い
3 実習の指導に当たっては、次の事項に配慮するものとする。
(3)調理に用いる食品については、生の魚や肉は扱わないなど、安全・衛生に留意すること。また、食物アレルギーについても配慮すること。