発達栄養学193 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・小学校13

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の小学校の食に関連する内容を紹介します。
(エ)他教科などとの関連
*体育科の第3学年および第4学年における健康によい生活に関する学習、第4学年までの食育に関する学習を振り返り、食事の役割や日常の食事の大切さや食事の仕方についての理解を深めます、
*理科の第5学年における植物の種子の中の養分に関する学習で扱うでんぷんとの関連を図り、でんぷんは炭水化物の一つであることに触れて指導することもできます。
エ 栄養教諭の関わり方
*給食を提供する際の留意点について説明し、食物アレルギーを有する児童がいる場合は、材料にアレルギーの原因となる物質を含む食品がないかなど、学級担任や教科担当と複数で確認し、事故の防止に努めるようにします。
*給食に用いられている食品、献立の工夫、給食ができるまでの過程、児童の給食の摂取状況および課題などについて説明したり、食品を実際に見せることにより、児童の日常の食事への関心を一層高めたりして、栄養のバランスを考えた食事のとり方の理解を一層深めます。
*給食の献立を取り上げながら、食品の種類や組み合わせ、健康に良い食事のとり方などについて説明したり、児童の作成した1食分の献立に具体的なアドバイスを行ったりします。また、より児童の食事づくりへの関心を高めます。
*給食における衛生管理の取組や工夫について知らせ、調理に必要な用具や食器の安全で衛生的な取り扱いおよび加熱調理器具の安全な取扱いなどの具体的なアドバイスを通して、基礎的な取り扱いについて理解させます。