発達栄養学196 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・中学校3

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。
3 内容の取扱い
(3)内容の「B衣食住の生活」については、次のとおり取り扱うものとする。
イ (1)のア(ア)については、食事を共にする意義や食生活を継承することについても扱うこと。
ウ (2)のア(ア)については、水の働きや食物繊維についても触れること。
エ (3)のア(ア)については、主として調理実習で用いる生鮮食品と加工食品の表示を扱うこと。(ウ)については、煮る、焼く、蒸すなどを扱うこと。また、魚、肉、野菜を中心として扱い、基礎的な題材を取り上げること。(エ)についてが、だしを用いた煮物または汁物を取り上げること。また、地域の伝統的な行事食や郷土料理を扱うこともできること。
オ 食に関する指導については、技術・家庭科の特質に応じて、食育の充実に資するよう配慮すること。
第3 指導計画の作成と内容の取り扱い
3 実習の指導に当たっては、施設・設備の安全管理に配慮し、学習環境を整備するとともに、火気、用具、材料などの取り扱いに注意して事故防止の指導を徹底し、安全と衛生に十分留意するものとする。
〈中略〉また、調理実習については、食物アレルギーにも配慮するものとする。