発達栄養学218 体育、保健体育での食に関する指導・中学校4

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは体育、保健体育の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。
(ウ)実践事例
①単元名「健康な生活と疾病の予防」 ア(ウ)生活習慣病などの予防
②単元の目標
*生活行動や生活習慣と健康について、基礎的な事項およびそれらと生活との関わりを理解することができるようにする。
*生活行動や生活習慣病と健康について、課題の解決を目指して、科学的に考え、判断できるようにしたり、表現したりすることができるようにする。
*生活行動や生活習慣病と健康について関心をもち、学習活動に意欲的に取り組むことができるようにする。
③食育の視点
*さまざまな食品の栄養的な特徴や栄養バランスのとれた食事の必要性など、心身の成長や健康の保持増進の上で望ましい栄養や食事のとり方を理解し、自ら管理していく能力を身に付ける。
④指導計画(全5時間)
*健康の成り立ち(1時間)
*運動と健康(1時間)
*食生活と健康(1時間)
*休養・睡眠と健康(1時間)
*生活習慣病とその予防(1時間)
⑤展開例(第3/5時)
*本時の目標
生活行動・生活習慣と健康について、不適切な生活習慣による身体への影響を振り返り、自分の食習慣と照らし合わせ、年齢に応じた栄養素のバランスや食事の量など、正しい食生活について考えることができる。