文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは体育、保健体育の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。
〔主な学習活動〕
*自分の1日の食生活を振り返る。
〔指導上の留意点〕
*ある1日の自分の生活について、食生活を中心に振り返り、どんな問題があるか考えるようにする。
【健康な生活を送るために、どのような食生活を行えばよいか考えよう。】
〔主な学習活動〕
*バランスのとれた食事とは、どんなものか考える。
〈参考資料〉
・食品別エネルギー量
・作業・運動別の消費エネルギー量
・栄養素の不足やとりすぎによる障害例
〔指導上の留意点〕
*資料を基に、自力で考えた後、年齢や運動量に応じて栄養素のバランスや食事の量などに配慮することが必要なことを話し合ったり、考え合わせたりする。
*参考資料からわかった問題点について、専門的な立場から具体的な助言をする。
〔主な学習活動〕
*規則正しい食生活について考え、まとめたことを発表する。
・朝食の欠食が与える影響
・夜遅くの食事
・過度のダイエット
・部活動に必要な栄養
・間食の必要性 など
〔指導上の留意点〕
運動などによって消費されたエネルギーを食事によって補給することが必要なことを助言する。
・朝食欠食や過度のダイエットの問題点について専門的な立場から助言する。
・年齢や運動量に応じた栄養のバランスや食事の量について、学校給食の献立を例にアドバイスする。
〔主な学習活動〕
*食事と健康について話し合う。
〔指導上の留意点〕
*健康の保持増進や疾病の予防をするためには、調和のとれた食事が必要であることを話題の中心として、話し合わせる。
*仲間の意見から改めて気づいたことを、これからの生活に生かすよう指導する。