発達栄養講習38 発達栄養講習の背景と重要ポイント

発達栄養アドバイザーの認定講習を始めるにあたって、これまで付き合ってきた人脈から「東京人脈と岡山人脈を結びつけた結果か」と聞かれることが多々ありました。東京から岡山に移住して6年(2023年4月で)になりますが、東京人脈というのは臨床栄養の関係者で、臨床栄養は医療現場での栄養なので、これには医学、栄養学、薬学、生理学、理学などの研究者が含まれます。

岡山人脈は岡山に移住してから知り合った(東京からのつながりもありますが)、発達障害の支援に関わる方々で、社会福祉法人関係者、医師、児童発達支援施設・放課後等デイサービスの運営者、学習塾運営者なども含まれています。

その中でも、発達障害児の支援として、自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害がある子どもの支援に取り組む法人(社会福祉法人、特定非営利活動法人、一般社団法人)とは実践支援を通じて構築してきました。

その両方で得た人脈と知識をプラスしたら、確かに答えの中に「発達栄養」が出てくるのは当然のことかもしれませんが、すべての子どもの10%にもなる発達障害児の改善のために、医学や栄養学などの人脈に専門性を活かして発達障害児の支援に取り組んでほしいという思い、発達障害児支援に取り組む人脈のも専門性を活かして栄養面での支援に取り組んでほしいという思いがあるからです。

それぞれがバラバラに研究や活動に取り組むだけでなく、それぞれの地域(東京を中心とした関東圏、岡山の周辺地域)で「臨床栄養×発達支援」が始まることを期待しています。そして、岡山県という地方の、さらに岡山市の端というピンポイントからのスタートですが、全国的な展開を目指して、「発達栄養」によって救われる子どもと保護者が少しでも増えるように活動を始めているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕