「幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイド」の中から、食事の環境について紹介します。これは平成27年度乳幼児栄養調査結果に基づいて発表されたものです。
回答者は2〜6歳児の保護者です。
3)子どもの食事を食べる環境について
(1)共食(朝食・夕食)の状況
子どもの共食について、朝食は「おとなの家族の誰かと食べる」と回答した者の割合が50.2%と最も高く、夕食は「家族そろって食べる」と回答した者の割合が48.0%と最も高くなっていました。
「子どもだけで食事をする者の割合」は、朝食が22.8%、夕食が2.2%でした。
(2)子どもと保護者の朝食習慣
9割の子ども、8割の保護者は朝食を毎日必ず食べていました。保護者に朝食を「ほとんど食べていない」「全く食べていない」家庭で、朝食を食べない子どもの割合が高くなっています。
朝食習慣について、毎日朝食を「必ず食べる」と回答した子どもの割合は93.3%、保護者の割合は81.2%で、欠食する子どもの割合は6.4%、保護者の割合は18.6%でした。
朝食を必ず食べる子どもの割合を、保護者の朝食習慣別にみると、保護者が朝食を「必ず食べる」と回答した場合は、朝食を必ず食べる子どもの割合が最も高く、95.4%でした。一方、保護者が朝食を「ほとんど食べない」「全く食べない」と回答した場合は、朝食を必ず食べる子どもの割合が、それぞれ78.9%、79.5%となっていました。