注意欠陥・多動性障害を理解するために、それぞれの状態(不注意、多動性、衝動性)について列記していきます。今回は不注意と多動性についてです。
◎不注意
*ルールを守ることが難しい
*物忘れが多く、物をなくしやすい
*何回言っても忘れる
*気が散りやすく、集中力が続かない
*興味があるものに集中しすぎて、切り替えが難しい
*ボーッとしていて、話を聞いていないように見える
*事前によく考えて行動できない
*課題や活動を順序立てて行うことが難しい
*指示は理解できても、従うことが難しい
*行動が他の子よりワンテンポ遅れる
*字が乱れる
*不器用(縄跳びなどが苦手)
*片付けられない
*勉強で細かなところに注意を払わなかったり、不注意な間違いをする
*課題や遊びの活動で注意を集中し続けることが難しい
*気持ちを集中させて努力し続けなければならない課題を避ける
*あまり目立たないために注意欠如・多動性障害であることに気づかれにくい
◎多動性
*落ち着きがなく、授業中でも立ち歩く
*身体を動かすことがやめられない
*手足をそわそわ動かしたり、着席していてももじもじする
*一方的にしゃべる、しゃべり出すと止まらないほど過度にしゃべる
*夢中になると周りが見えなくなる
*遊びや余暇活動におとなしく参加することが難しい
*きちんとしていなければならないときに、過度に走り回ったりする