発達障害支援14 注意欠陥・多動性障害の特性2

注意欠陥・多動性障害を理解するために、前回の不注意、多動性に続いて衝動性について列記していきます。

◎衝動性
*衝動性が抑えられず、ささいなことで手を出したり、大声を出す

*突然動き出すので周りの人や物にぶつかる

*身体接触を求めてくるとき、力やスピードの加減がわからずに勢いよくぶつかってくる

*相手の話に興味を持つと横から割り込む

*順番を待つのが難しい

*ゲームや競争で一番にならないと気が進まない

*遊びで負けそうになるとルールを勝手に変える

*質問が終わらないうちに出し抜けに答えてしまう

*嫌なことをやられたと思った瞬間に、すぐ手が出てしまう

*乱暴な子、反抗的という目で見られやすい

*目先の楽しみや利益に目が行きやすい

このような注意欠陥・多動性障害がある子どもへのアドバイスとして、以下のことがあげられています。(鳥取県「発達障がい啓発ハンドブック」より)

*注意を高めて集中力を持続させる環境をつくる

*注意や興味を引きつけたり、気づくきっかけを増やす

*多動や衝動的な行動を感情的に叱るのは逆効果

*ほめること、認めることが効果的