厚生労働省から、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」が発表されました。
以下に、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」の「良質な睡眠のための環境づくりについて」に続く、「よくある質問」のQ&Aを紹介します。
〔よくある質問と回答〕
Q 良い睡眠のための光環境は、どのような点に注意したら良いですか?
A 「明るさ(照度)」「波長(ブルーライト)」「時間帯」に配慮した光環境が重要です。起床後から日中はできるだけ明るい光を浴び、就寝前はできるだけブルーライトを含む明るい光を避けることが、良い睡眠につながります。ただし、加齢に伴い、早寝・早起きの傾向が強まるため、高齢者で夕方に眠気が訪れるのが早くて困っている人は、早朝に日光を浴びると、さらに朝型を強める可能性があり、注意が必要です。
Q 光の色を変えることができるLED照明がありますが、暖色系に調光していれば、夜中につけていても大丈夫ですか?
A 現在使われているLED照明は青色発光ダイオードを使用していることから、調光しても短波長光(ブルーライト)が多く含まれます。夜間の使用時は明るすぎないように調節することが必要です。また、就寝時には照明は消すように心がけましょう。
Q こどもの方が光の影響を受けやすいと聞きましたが、本当ですか?
A 加齢とともに眼の水晶体(レンズ)は白く濁っていきます。10歳代のレンズの光透過率は、白内障と診断されていない70歳代よりも5倍近く高いことは報告されており、光の影響は若年者で大きいと考えられています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕