睡眠ガイド4 推奨事項の概要

厚生労働省から、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」が発表されました。
以下に、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」の推奨事項の概要を掲載します。

◎本ガイドにおける推奨事項の概要について
睡眠は、健康増進・維持に不可欠な休養活動であり、睡眠が悪化することで、さまざまな疾患の発症リスクが増加し、寿命短縮リスクが高まることが指摘されている。また、必要な睡眠時間には個人差があるとともに、年代によっても変化する等の特性を踏まえた取組が必要となる。

「健康日本21(第三次)」においては、ライフステージ(幼児期、青壮年期、高齢期等の人の生涯における各段階をいう。)からライフコースアプローチ(胎児期から高齢期に至るまでの人の生涯を経時的に捉えた健康づくりをいう。)を踏まえた健康づくりに重点が置かれている。

これらを踏まえ、本ガイドでは、ライフステージごと(成人、こども、高齢者)に睡眠に関する推奨事項をまとめるとともに、質・量ともに十分な睡眠を確保するにあたっての参考情報をテーマごとにまとめている。

また、生活習慣や睡眠環境等を見直し、「適正な睡眠時間を確保」するとともに、「睡眠休養感を高める」ための方策について取り組むことを推奨している。

本ガイドで示している推奨事項は、科学的根拠となる多くの学術論文や日本人の現状値等を考慮して設定したものであるが、実際に取組を進めるに当たっては、個人差(健康状態、身体機能、生活環境等)を踏まえ、可能なものから取り組むことが必要である。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕