睡眠ガイド5 推奨事項の説明

厚生労働省から、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」が発表されました。

以下に、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」の推奨事項の概要の中から対象者(高齢者、成人、こども)別の推奨事項を紹介します。

〔全体の方向性〕
個人差を踏まえつつ、日常的に質・量ともに十分な睡眠を確保し、心身の健康を保持する

〔対象者と推奨事項〕
高齢者
*長い床上生活が健康リスクとなるため、床上時間が8時間以上にならないことを目安に、必要な睡眠時間を、確保する。
*食生活や運動等の生活習慣や寝室の睡眠環境等を見直して、睡眠休養感を高める。
*長い昼寝は夜間の良眠を妨げるため、日中は長時間の昼寝は避け、活動的に過ごす。

成人
*適正な睡眠時間には個人差があるが、6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。
*食生活や運動等の生活習慣や寝室の睡眠環境等を見直して、睡眠休養感を高める。
*睡眠の不調・睡眠休養感の低下がある場合は、生活習慣等の改善を図ることが重要であるが、病気が潜んでいる可能性にも留意する。

こども
*小学生は9〜12時間、中学・高校生は8〜10時間を参考に睡眠時間を確保する。
*朝は太陽の光を浴びて、朝食をしっかり摂り、日中は運動をして、夜更かしの習慣化は避ける。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕