誰もが訪れることができる観光地よりも、足を踏み入れるのに時間がかかる秘境を好む人が増えてきています。秘境のほうが、同じ旅をするのでも刺激が多く、これが脳トレにつながると考えられています。
三大秘境と呼ばれる場所は、以前は足を踏み入れるのも躊躇うほどの奥地というイメージでしたが、今では観光地化が進み、三大秘境の第一にあげられる世界遺産に登録された白川郷・岐阜県(白川村)です。これに次ぐ祖谷・徳島県(三好市)、椎葉村・宮崎県(椎葉村)で、このランクは誰もが認めるところです。
三大秘境には、他では見られない景色がありますが、三大奇勝は三大秘境には含まれていません。三大奇勝は、耶麻渓・大分県(中津市)、寒霞渓・香川県(小豆島町)、妙義山・群馬県(下仁田町、富岡市、安中市)があげられます。
歴史を売り物にしている都市は全国にありますが、その中でも三大史跡と呼ばれるのは平城京・奈良県(奈良市)、大宰府・福岡県(太宰府市)、多賀城・宮城県(多賀城市)があげられ、この順でランク付けされています。
平城京は平城京跡歴史公園が設けられ、朱雀門、大極殿、東院庭園が復元されています。太宰府は天満宮が有名ですが、太宰府駅の周辺に史跡があふれています。エリアには九州国立博物館もあり、歴史を整理して見て回れることも人気となっています。多賀城は多賀城政庁の跡地が整備され、奈良時代の地方の政治の中心地の規模が見て取れます。
話は大きく変わり、朝市の話題です。朝市は、その名のとおり朝に開かれる農産物や加工品を販売する定期市のことで、三大朝市は、これ自体が観光名所になっています。三大朝市は輪島朝市・石川県(輪島市)、宮川朝市・岐阜県(高山市)、勝浦朝市・千葉県(勝浦市)がメジャーですが、宮川朝市の代わりに呼子朝市・佐賀県(唐津市)を入れているものもあります。三大朝市が比較的近いところに集まっているので、バラけさせようという意図も入っているようです。
最後は三大蔵の町で、喜多方・福島県、川越・埼玉県、倉敷・岡山県が有名どころです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕