記念日コンサルタント6 「記念日×健康効果」の広まり

2002年に記念日イベントの見本とされる活動が始まりました。全国納豆協同組合連合会が機能性を打ち出した広報イベントと、イベントを核とした取り組みを行うために納豆PRセンターを創設しました。

それまでは納豆は価格で競争するところがありましたが、機能性・有効性を知らせることによって販売促進を目指すという活動の転換期でした。その機能性・有効性の告知に、私が経験してきた食品と臨床栄養の知識と人脈を役立たせることができるとの判断から、広報活動に私が指名されました。

「納豆の日」(7月10日)の記念イベントの企画運営、研究成果の発表(当時は健康科学情報センター所長として)を担当しました。全国広報として、毎月のリリース発行(メディア、流通業界)、年1回の広報資料の発行、専用ホームページの作成、テレビ番組・雑誌記事に協力してきました。

テレビ番組でも盛んに納豆の有効性が取り上げられるようになり、当時は下がり続けていた業界の売上をプラスに転じることができました。

この手法は他の食品業界にも注目され、2003年には日本豆腐協会の豆腐PRセンターを創設して、「豆腐の日」(10月2日)の記念イベントの企画運営、全国広報(リリース毎月発行、広報資料の発行、専用ホームページ、テレビ・雑誌)を支援しました。

また、2004年には日本豆乳協会の豆乳PRに参加して、「豆乳の日」(10月12日)の記念イベント、全国広報(テレビ・雑誌)に関わりました。

3つの広報が重なった時期は3年間あり、これの活動によってメディア広報のノウハウを蓄積することができました。
〔記念日コンサルタント 小林正人〕