身体年齢測定3 身体年齢を判定する4つの要素

身体年齢測定では、身長、体重、腹囲、握力、片足立ち時間を測定して、体型と筋力をスコア化する方式を用いて、身体活動を示す平衡力(バランス能力)の測定値から健康指標を算出しています。

その健康指標が身体年齢で、実年齢との差を示すことによって、自分の現状を知り、改善や維持の方法を明らかにして、行動変容のサポートをしています。その指標は、BMI、WHtR、GWR、片足立ち時間の4つです。

BMI(ボディ・マス・インデックス)は「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で算出されます。BMIが22のときの体重が標準体重で、最も病気になりにくい状態であるとされています。25を超えると脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)、糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上になるとされています。

WHtR(ウエスト・ハイト・レシオ)は「腹囲(cm)÷身長(cm)」で算出されます。WHtRの値が大きいほど肥満の傾向があり、0.5を超えると健康リスクが増加する可能性があるとされています。

GWR(グリップ・ウェイト・レシオ)は「握力(kg)÷体重(kg)」で算出されます。握力は全身の筋力と相関するとされています。握力が強いだけでなく、引き締まった人が高い値となります。

片足立ち時間は両眼を閉じて実施する閉眼片足立ち時間が身体平衡機能の代表的な指標です。年齢を重ねると閉眼片足立ち時間は低下します。身体平衡機能が低下すると転倒しやすくなり、わずかなつまずきであっても被災の重篤度が高まる傾向があります。

それぞれの数値は同年齢の平均値が示され、外側に行くほど良いスコアとなります。これをレーダーチャートで示すことによって、どの数値が身体年齢に影響しているのか、何を改善すればよいのかがわかるように工夫されています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕