運動ガイド16 筋力トレーニング・ポイントと具体例の説明

厚生労働省は「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表しました。その中の「ポイントと具体例の説明」を紹介します。

〔ポイントと具体例の説明〕
筋力トレーニング(筋トレ)とは、負荷をかけて筋力を向上させるための運動であり、自分の体重を負荷として利用する自重トレーニング(例:腕立て伏せやスクワット)やウエイト(おもり)を負荷として利用するウエイトトレーニング(例:マシンやダンベルなどを使用する運動)があります。

特定の部位を重点的に鍛えるのではなく、胸、背中、上肢、腹、臀部、下肢などの大きな筋群に負荷がかかるような筋トレを全身まんべんなく行いましょう。しっかり筋肉に負荷をかけることで、筋肉はその負荷に適応していきます。

日常生活レベル以上の負荷で筋トレを行い、少しずつ負荷を高めていく(=漸進的過負荷の原則)ことが重要です。負荷は重さや回数で調整可能です。また、しっかりと筋肉を休める時間(休息日)をとることも同じく重要です。

筋肉は年齢に関係なく鍛えることができます。特に、高齢者は筋力が低下しやすいため、筋力の維持・向上に努めましょう。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕