運動ガイド48 身体活動とエネルギー・栄養素について1

厚生労働省は「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表しました。その中の「身体活動とエネルギー・栄養素について」の「身体活動と栄養について」を紹介します。

〔身体活動と栄養について〕
健康の保持・増進のためには、エネルギー収支バランスを適切に保ち、必要な栄養素を過不足なく摂取することが基本となります。また、身体活動量に応じて、エネルギーや栄養素の必要量が変動します。

エネルギーを産生する栄養素には、たんぱく質、脂質、炭水化物があり、それらの構成成分が総エネルギー摂取量に占める割合は、エネルギー産生栄養素バランスとして示されます。

エネルギーや栄養素は、食事から摂取することから、必要な栄養素等の種類と量を確保するために、食事を整えることが必要となります。何をどれだけ食べたら良いかの基本は栄養素のバランスであり、必要な量は、食事摂取基準として示されているので、参考にしましょう。

国際オリンピック委員会(IOC)は、トップアスリートのように激しい運動をしている者は、相対的エネルギー不足により健康とパフォーマンスに悪影響を及ぼすことを指摘しています。

身体活動が多くなり、エネルギー不足になった場合、アスリートに限らず同様な症状が起こる可能性があるため、身体活動量とエネルギー・栄養素の必要量を確認することが大切です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕