メディアを通じて発信される健康法やサプリメントの効果は、日本人だけに通用するものというよりは世界に通用するものが多いようです。日本人は東洋人であり、欧米と同じような生活をしてきていることから、世界の健康法もサプリメントも日本人には通用するように思われがちです。欧米人は徐々に寿命を延ばしてきたのに対して、日本人は一気に延ばしてきました。最新の調査結果(2015年)では日本人の平均寿命は男性が80.79歳で世界4位、女性が87.05歳で世界2位となっています。前年までは男性が3位、女性が1位だったので1つずつ順位が下がりました。また、男女平均でも世界1位から世界2位に下がりました。それでも世界のトップ級の長寿国であるのは違いがありませんが、そんな日本人も今から70年ほど前の昭和22年(1947年)の男性の平均寿命は50歳でした。男性を例に出したのは以前には男性のほうが長生きだったからです。その当時のアメリカ人は60歳を超え、北欧では65歳を超えていました。いわゆる先進国の中では下位だった日本人の平均寿命が一気に世界のトップ上り詰めたわけですが、それだけ大きく体が変化したため、血管が弱い、免疫が弱い、体温が低い、血圧や血糖値が上がりやすいといったマイナス面が出てきました。そのため、他の国では好結果が得られた健康法やサプリメントが通用しにくくなっています。このサイトの「サプリメント事典」は、こういった日本人の体質に対応したものとなっています。