食事摂取基準20 エネルギー調整

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、エネルギー調整を説明しています。

エネルギー摂取量と栄養素摂取量との間には、多くの場合、強い正の相関が認められます。そのため、栄養素摂取量の過小・過大申告はエネルギー摂取量の過小・過大申告に強く相関し、また栄養素摂取量の日間変動はエネルギー摂取量の日間変動に強く同期します。

そこで、エネルギー摂取量の過小・過大申告、日間変動による影響を可能な限り小さくした上で、栄養素摂取量を評価することが望まれます。そのための計算方法がいくつか知られており、これらはまとめてエネルギー調整と呼ばれています。

その1つとして、密度法が知られています。密度法では、エネルギー産生栄養素については、栄養素由来のエネルギーが総エネルギー摂取量に占める割合(% エネルギー)として表現されます。

エネルギーを産生しない栄養素については、一定のエネルギー(例えば、1000kcal)を摂取した場合に摂取した栄養素量(重量)で表現されます。後者に推定エネルギー必要量を乗じれば、推定エネルギー必要量を摂取したと仮定される場合における栄養素の摂取量(重量/日)が得られます。

密度法以外に残差法も知られていますが、こちらは主に研究に用いられています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕