有害ミネラルには、それぞれに対応して解毒・排出をするビタミン、ミネラルが確認されていて、これらの栄養成分を豊富に摂ることによって、解毒・排出の能力を高めることができます。有害ミネラルを解毒・排出する作用がある必須ミネラルは、穀類、豆類、種実類、野菜類、果物類、藻類、肉類、魚介類などに多く含まれます。
ビタミンには抗酸化作用のほかに、肝機能を高め、有害ミネラルを分解・解毒する作用があります。ビタミンCは肝臓で有害物質を解毒する酵素(P‐450)の働きを高めますが、ビタミンDとビタミンEには水銀をはじめとした有害ミネラルを解毒する作用があります。
【有害ミネラルを解毒・排出する栄養成分】
カドミウム:ミネラル(セレン、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、鉄)、ビタミン(ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE)
水銀:ミネラル(セレン、亜鉛、マグネシウム、カルシウム)、ビタミン(ビタミンD、ビタミンE)
鉛:ミネラル(セレン、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、鉄)、ビタミン(ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE)
ヒ素:ミネラル(セレン、亜鉛、マグネシウム、カルシウム)、ビタミン(ビタミンD、ビタミンE)
アルミニウム:ミネラル(マグネシウム、カルシウム)、ビタミン(ビタミンD)
※ベリリウムは、有害ミネラルを解毒・排出する栄養成分は、まだ明確にはされていません。