飲酒ガイド11 飲酒に係る留意事項

厚生労働省は「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を発表しました。
「飲酒に係る留意事項」の「重要な禁止事項」を紹介します。

(1) 重要な禁止事項
法律で禁止されている場合や、特殊な状態で飲酒を避けることが必要な場合など、以下のようなものがあります。

①法律違反に当たる場合等
*酒気帯び運転等(酒気帯び運転をさせることを含む)
飲酒時には、安全運転に必要な情報処理能力、注意力、判断力等が低下します。

*20歳未満の飲酒(20歳未満に飲酒させることを含む)
脳の発育に悪影響を及ぼし、若い頃からの飲酒によって依存症になる危険性も上がります。

*飲酒による不適切な状態での動作や判断によって事故や事件を招いてしまう行為(フォークリフト等の機械の操作、公衆への迷惑行為等)

②特定の状態にあって飲酒を避けることが必要な場合等
*妊娠中・授乳期中の飲酒
妊娠中の飲酒により、胎児へ胎児性アルコール症候群等をもたらす可能性があります。授乳期中などには、家庭内などの周囲の理解や配慮が必要です。

*体質的にお酒を受け付けられない人(アルコールを分解する酵素が非常に弱い人等)の飲酒
アルコールを分解する酵素が非常に弱い人は、ごく少量の飲酒でも、強い動悸、急に意識を失うなどの反応が起こることがあり、危険です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕