飲酒ガイド3 アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響について

厚生労働省は「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を発表しました。

「アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響について」の「アルコールの代謝」「飲酒による身体等への影響」を紹介します。

〔アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響について〕
(1)アルコールの代謝
飲酒した際、飲んだお酒に含まれるアルコールの大半は、小腸から吸収され、血液を通じて全身を巡り、肝臓で分解されます。アルコールの分解には、体内の分解酵素と呼ばれる物質等が関与していますが、体質的に分解酵素のはたらきが弱いなどの場合には、少量の飲酒で体調が悪くなることもあります。

※肝臓で、アルコールはアセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸へと分解されます。酢酸は筋肉や心臓に移動して、さらに分解され、最終的に炭酸ガスと水になります。

(2)飲酒による身体等への影響
アルコールは血液を通じて、全身の臓器に影響を与えるため、飲みすぎた場合には、いろいろな臓器に病気が起こる可能性があります。飲酒による影響には個人差があり、例えば年齢、性別、体質等の違いによって、それぞれ受ける影響が異なります。主な身体への影響として、以下のような特有の状態変化や固有のリスクなどが生じる可能性があります。なお、体調など個人の、そのときの状態にも左右されます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕