「闇バイト」といっても話題の犯罪行為のことではなくて、会社に黙ってしているアルバイトのことを指していますが、かつてはコッソリバイトは闇バイトとも呼ばれていたことがあります。それが今では副業が推奨され、ダブルワークも珍しいことではなくなりました。
単なる転職ではなくて、自分で新たな道を切り開く新たな起業スタイルを求める人も増えてきました。そういった方も経営者として参加している倫理法人会では、これまでの常識とは違った学びをさせてもらう機会を得ています。
犯罪行為とは言えないものの、「闇バイト」として語り伝えられていることに“メロンの網目”があります。メロンは初めから網目があるわけではなくて、皮よりも中身の成長が早いという特性から皮にヒビ割れができます。これを修復するためにコルク層ができるのが網目です。
カサブタのようなものとされることがありますが、網目が多いほど成長が早くて、おいしくなっている証拠ということで、網目が多いものは高く取り引きされます。ここに変わったバイトが誕生します。
ナイフで皮を傷つけることで網目を増やすことができます。メロンであることも同じで、美味しさも一緒で、中身を変えているわけでもありません。網目を増やすバイトは業界にとっては当たり前の仕事かもしれないのですが、なんだか他人を騙しているようで、すぐに辞めたという人と話す機会がありました。
本人は闇バイトのような気持ちになっていたようですが、自分がやりたいことをやるのは副業で、やりたくないことをするのは闇バイトという線引きです。その判断からすると私が手がけてきたゴーストライターとしての184冊の書籍は、闇バイトだったかもしれません。
やっと名前が出た書籍は共著で、他の人の名前が先に出ていました。これも自分が書きたい内容が、どんどんと曲げられていって、最後には共著の方との考え方の違いもあったのに、世に出てしまい、あまり伝えたくないような「闇バイト」的な書籍になってしまいました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕