現在の日本は超高齢社会と呼ばれます。いまだに高齢化社会という言葉も飛び交っているようですが、高齢化社会は高齢化率が7%を超えた社会、高齢社会は14%以上、超高齢社会は21%以上と定義されています。ときどき“超高齢化社会”という言葉を聞くこともあるのですが、そのような言葉は正式には存在していなくて、高齢社会の次は超高齢社会です。それ以上の高齢化率を示す言葉はなくて、日本のような“超超高齢社会”は想定外の状況といえます。
現在(令和2年)の高齢化率(65歳以上人口比率)は28.8%で、今から45年後には38.4%にもなり、後期高齢者(75歳以上)だけでも25.5%になると推計されています。
現在の日本の平均年齢は48.6歳で、超高齢社会を背景に世界2位になっています。1位はモナコの55.4歳ですが、モナコは老後を過ごすために移住する高齢者が多いことが関係しています。
日本の平均年齢は実質1位で、ドイツは47.8歳、フランスは41.4歳、イギリスは40.5歳、アメリカは38.1歳となっています。
高齢になると活動量が減り、仕事にも社会生活にもかけられるエネルギー量が減ってきます。活動のためのエネルギーは、エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を材料にして全身の細胞で作られています。年齢を重ねるほど代謝が低下して、エネルギー量が低下してくるということは、日本は国民的に活動のためのエネルギー量が少なくなっています。今後の世の中で、世界と経済的に戦い、打ち勝っていくためには、エネルギー不足を解決する方法が求められます。
加齢によるエネルギー代謝の低下は、どうすることもできないということであったら、日本は“お先真っ暗”ということになってしまいますが、それを解決する方法がないわけではありません。国民的にエネルギー代謝を高める方法として、私たちは代謝促進物質のL‐カルニチンの活用を考えています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)