有酸素運動と無酸素運動を繰り返すことによって、赤筋とピンク筋によるエネルギー代謝を高めていくことができます。有酸素運動と無酸素運動を繰り返す運動としては、マシントレーニングと足踏みを交互に30秒間ずつ繰り返すサーキットトレーニングがあります。サーキットトレーニングは無酸素運動によって筋肉の中に多くの酸素を取り込み、この酸素を有酸素運動で使って、効率よく脂肪のエネルギー代謝を高めていく方法となっています。
このサーキットトレーニングの効果をウォーキングで活用したのがインターバルウォーキングで、無酸素運動系のウォーキングと有酸素ウォーキングを繰り返すことから歩くサーキットトレーニングとも呼ばれています。速歩と普通歩行を繰り返すことによって脂肪のエネルギー代謝を高めると同時に、白筋も赤筋も強化することができます。
速歩は筋肉にも心肺にも大きな負荷がかかることから長時間続けにくく、中には生活習慣病などによって禁止される人もいます。そのような人でも安心して続けることができるのがインターバル式のバウンドボール運動です。
サーキットトレーニングではピンク筋を増やす効果はあまりなく、インターバルウォーキングにはピンク筋を増やす効果はあるものの、あまり高くはありません。それに対してインターバル式のバウンドボール運動ではピンク筋が増えやすく、赤筋も刺激されることから効果的な有酸素運動となっています。
バウンドボールは室内で実施できることから、感染症のリスクもなく、時間的な制限も少なく、季節や天候に関係なく実施することができます。有酸素運動は長時間継続することでエネルギー代謝が高まるものとされていますが、短時間でも効果が得られる方法となっています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)