自閉症スペクトラム障害を理解するために、幼児期の特性について列記していきます。このことから保護者が気づいて、専門医に相談することで発見されることも多くなっています。
*視線が合わないか、合っても共感的でない
*表情が乏しい、または不自然
*名前を呼んでも振り向かない
*人見知りしない、親の後追いをしない
*ひとりごとが多い
*他人の言ったことをオウム返しする
*親が「見てごらん」と指さしても、なかなかそちらを見ない
*抱っこや触られるのを嫌がる
*みんなが楽しく遊んでいても関心がないようで、一人遊びが多い
*同年齢の子どもと鬼ごっこやかくれんぼなどのルールのある集団遊びができない
*ままごとで役を演じて遊んだり、テレビのヒーローになりきって遊んだりできない
*砂、泥、絵の具などで手や体が汚れるのを極端に嫌がる
*食べ物の好き嫌いが強い
*ほしいものを「あれとって」と言葉や身振りで伝えずに、親の手をつかんで連れて行ってほしい意思を示す
*急に予定が変わると不安になって動けなくなる
*初めての場所に行くと不安になって動けなくなったり、パニックになったりする
*新しい場面では、情緒不安定になったり、落ち着かなくなったりする
*初めての人に会うと不安になる
*自分のやり方や順番にこだわり、それが変更されると、ひどく嫌がったり、パニックになったりする
*他人が近づくと視線を反らしたり逃げ出す
*話をすると止められるまで話してしまう
*相手の表情や態度などより物や図形、文字のほうに関心が強い
*言葉の発達の遅れがある
*言語の発達に比べて不器用
*自分が関心や興味を持っていない物は受け取ろうとしない