発達障害支援10 自閉症スペクトラム障害の特性1

自閉症スペクトラム障害を理解するために、幼児期の特性について列記していきます。このことから保護者が気づいて、専門医に相談することで発見されることも多くなっています。

*視線が合わないか、合っても共感的でない

*表情が乏しい、または不自然

*名前を呼んでも振り向かない

*人見知りしない、親の後追いをしない

*ひとりごとが多い

*他人の言ったことをオウム返しする

*親が「見てごらん」と指さしても、なかなかそちらを見ない

*抱っこや触られるのを嫌がる

*みんなが楽しく遊んでいても関心がないようで、一人遊びが多い

*同年齢の子どもと鬼ごっこやかくれんぼなどのルールのある集団遊びができない

*ままごとで役を演じて遊んだり、テレビのヒーローになりきって遊んだりできない

*砂、泥、絵の具などで手や体が汚れるのを極端に嫌がる

*食べ物の好き嫌いが強い

*ほしいものを「あれとって」と言葉や身振りで伝えずに、親の手をつかんで連れて行ってほしい意思を示す

*急に予定が変わると不安になって動けなくなる

*初めての場所に行くと不安になって動けなくなったり、パニックになったりする

*新しい場面では、情緒不安定になったり、落ち着かなくなったりする

*初めての人に会うと不安になる

*自分のやり方や順番にこだわり、それが変更されると、ひどく嫌がったり、パニックになったりする

*他人が近づくと視線を反らしたり逃げ出す

*話をすると止められるまで話してしまう

*相手の表情や態度などより物や図形、文字のほうに関心が強い

*言葉の発達の遅れがある

*言語の発達に比べて不器用

*自分が関心や興味を持っていない物は受け取ろうとしない