バランスのよい食事とは、たんぱく質、脂質、糖質(炭水化物)が、それぞれ理想的な摂取割合になっていることを指しています。エネルギーを構成する三大栄養素(エネルギー源)のバランスはPFCバランスと呼ばれます。
成人の理想的なバランスは、P(たんぱく質:protein):13~20%、F(脂質:fat):20~30%、C(糖質:carbohydrate):60~70%の範囲とされています。
エネルギーの単位はkcal(キロカロリー)であり、食品のエネルギー量の合計は三大栄養素を摂取した合計ともなっています。しかし、食品の摂取割合は重量(g)で表されることが多く、重量からエネルギー量は把握しにくいところがあります。
たんぱく質は1gが約4kcalに相当します。脂質は1gが約9kcal、糖質は1gが約4kcalとなっています。ちなみに、アルコール1gは約7kcalです。
このため、わかりやすくするために、三大栄養素をエネルギー量(kcal)に換算して、3種類の比率をパーセントにしたものがPFCバランスとなります。
自分が食べている食事量は、100kcalの分量で確認することができます。主食、主菜、副菜、油に分けて、1日に食べている食事量を100kcalに当てはめて、その該当数から1日に食べている摂取エネルギー量を確認します。
主食:ご飯1/2杯、赤飯1/2杯、もち小1個、そば1/3玉、うどん1/3玉、中華めん1/3玉、スパゲッティ1カップ、パン10枚切り1枚、ポテト中1個
主菜:肉1切れ、魚1切れ、卵1個、豆腐1/2丁
副菜:サラダ1皿、野菜1皿、小鉢1個、味噌汁1杯
副菜(乳製品):牛乳1カップ、乳製品1個(ヨーグルト1カップ、乳酸菌飲料1カップ)
副菜(果物):果物1個(リンゴ中1個/かき大1個/みかん中3個/もも中2個)
油:大さじ1杯 ※通常の使用は大さじ1杯として杯数をチェック
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)