サプリ概論221 ネタばらし1:健康食品研究のきっかけ

「サプリ概要」を日本メディカルダイエット支援機構のサイトに書き始めたのは、岡山市内の近所(ノルディックウォーキングで歩いて40分の距離)にある大学で、アスリートのためのサプリメント講習を行うことが決定してからです。

これまでの情報を整理する意味もあったのですが、講習内容を考えるときも、講習テキストを作成するときにも、ただ講習用として書くのではなくて、わかりやすく伝えるための“予行演習”のような感じで、先に文章化しました。

大学での講習は、東京にいたときに、公益財団法人日本健康スポーツ連盟の理事として、健康運動指導士の更新教育のサプリメント講習をしていたことから、つながりました。現在の日本健康スポーツ連盟の理事長と、大学の体育学部長が知り合いだったということも、きっかけになっています。

講習の前振りのつもりで始めたことでしたが、ダイエットとサプリメントは関係性が強くて、特に運動をする人には必須アイテムにもなっています。サプリメント・健康食品研究は、日本メディカルダイエット支援機構の前身(健康科学情報センター)のときから手がけてきました。

初めは“敵情視察”のような感じでした。当時は病院栄養管理の研究所の主任研究員を務めていましたが、病院栄養管理(病院給食)にとって健康食品は敵のようなものでした。病院で栄養士・管理栄養士が一生懸命に食事指導をしても、血糖値が下がる健康食品を摂っているからと言うことを聞かないということがありました。

それで血糖値、中性脂肪値、血圧に関係する健康食品について研究をして、たまたま知人が副編集長を務めていた週刊誌にページをもらって、健康食品業界の取材も続けてきました。そのおかげで、一般には伝わらない業界ネタにも随分と詳しくなりました。

そんな中で、有効性が確認されている成分、製品であるのに、有効性が述べられない、それどころか摂取タイミング(いつ摂ればよいか)も述べられないという、せっかくの有効性と使い方が伝わらないために、無駄づかいをしている人が実に多いことを知りました。そして、それを伝える方法として、メディアと講習を活かすことにたどり着きました。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)