サプリメント・健康食品の素材というと、有名どころでも300種類、すべて(であろう)までピックアップすると1000種類は超えます。1000種類超というのは、「ナチュラルメディシン・データベース」の日本対応版に掲載されている素材の数です。その中でナプリメント中のサプリメントと言われているのはL‐カルニチンです。
サプリメントは(supplement)、「補助、補充、補完」といった意味があり、一般的に知られているサプリメントは通常の食事では不足する成分を補うものと認識されています。通常の食事で不足する成分というと、通常はビタミン、ミネラルを指しています。食事で補えるはずであるのに、その量が足りないことから年齢を重ねるにつれて摂取量が減っていくことがあり、代謝に大きく影響するL‐カルニチンもサプリメントに数えられています。
L‐カルニチンは細胞のミトコンドリアに脂肪酸を取り込むために必要な成分で、体内で合成されています。しかし、合成のピークが20歳代前半であるために、年齢を重ねるにつれて減少していって、ミトコンドリアで脂肪酸をエネルギー化する能力が低下していきます。これが加齢による代謝の低下の大きな原因となっています。
健康食品の成分の中には、元は医薬品成分であったものがあります。その代表的なものとして2001年に医薬品成分から食品成分として認められたコエンザイムQ10、2002年に認められたL‐カルニチン、2004年に認められたα‐リポ酸があげられます。
L‐カルニチンの医薬品は、L‐カルニチンが体内で減少する疾患に使われるもので、医薬品としても食品(サプリメント)としても同じ作用となっています。
L‐カルニチンの食品での使用について厚生労働省に働きかけたのはロンザ社(現在は国内シェアの80%)で、そのニュートリション部長であった王堂哲さんに紹介者を介して知り合いました。王堂さんは日本メディカルダイエット支援機構の副理事長で、特定非営利活動法人として設立された直後の15年前から、ともにエネルギー代謝について研究を進めてきました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕