リテラシー(literacy)は読解記述力(読み書きの能力)を意味しています。これは元々の意味であって、今では「特定の分野に関する知識や能力を活用する力」を指すようになっています。情報を適切に理解・解釈・分析して、表現することを意味する場合も多くなっています。
本来のリテラシーの意味するところは、江戸時代の寺子屋や学問所の「読み・書き・そろばん」の能力ということになりそうですが、ことダイエットの知識に関しては、リテラシーが足りていない状況です。自分に直接関わることであり、一生涯の健康を左右することであるのに、正しくない情報を受け入れて、それを実践して失敗して、また他の情報を手に入れて実践するということが多く見られます。
ダイエットの理論というよりも、当たり前の栄養知識と運動知識、身体の構造と仕組みがわかっていれば、間違いは犯さないはずなのに、間違いを犯す前におかしいと気づくことであるはずなのに、間違いダイエットのために望む結果を得るどころか、不健康の道に突き進んでいるだけという人も少なくないのです。
日本メディカルダイエット支援機構が実施するメディカルダイエット講習は、特別なことではなくて、当たり前のところから始めています。ある程度の生理学的な知識が得られてからは、他では聞いたことがない(かもしれない)食事と運動のタイミング、食事と入浴のタイミング、運動と入浴のタイミングという、どちらを先にするかで体脂肪の増減が変わってくるという身体のメカニズムも講習しています。
この増減の仕組みがわかると、ダイエットのために食べたいものを我慢して、運動も頑張ってきたのに体脂肪が減らせなかったのは、実は太るようになる身体の仕組みに従ったことをしていたことに気づくことになります。その気づくことこそが、リテラシーの高さであり、間違ったことをしない、無理をしない、無駄をしないという結果につながってくるのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)