脂肪代謝促進研究34 「運動×入浴」の効果を高めるL‐カルニチン

メディカルダイエットはエネルギー代謝の促進を目的とした手法で、運動と食事、入浴と食事、運動と入浴の組み合わせによってエネルギー代謝を高めることができます。そこにL‐カルニチンを組み合わせることで、さらにエネルギー代謝が高められます。

「運動×入浴」のメリットは、運動のあとで入浴をするのではなくて、シャワーを浴びるというタイミングによって得ることができます。

運動をすると、脂肪分解酵素のリパーゼが働いて、中性脂肪が脂肪酸に分解されます。この脂肪酸が筋肉細胞に取り込まれることによって、エネルギー代謝が盛んになります。リパーゼは筋肉の中にあって、筋肉の温度が高まるとリパーゼの働きが盛んになっていきます。

運動を始めて脂肪の代謝が盛んになるまでに10〜15分はかかるとされるのは、リパーゼが温まるまでの時間でもあるのです。

これはダイエットのためにはよいことですが、運動のあとに入浴をすると、運動後に何もしないよりも脂肪の代謝にはマイナスのことが起こります。リパーゼは温度が高まりすぎると働きが低下します。リパーゼの働きは運動をやめてからも続いています。30分ほどは徐々に低下しながら分解が続いています。だから、休んでいるだけで分解した脂肪酸が筋肉細胞の中のミトコンドリアに取り込まれて、エネルギー化するのです。

そのときにL‐カルニチンが充分にあると、脂肪酸が多くミトコンドリアに取り込まれるようになって、エネルギー代謝が高まります。

運動後に入浴すると筋肉の温度が高まりすぎて、脂肪の分解が低下するため、シャワーを浴びるだけにしておきます。シャワーは身体の表面を温めても、筋肉までは温めないので、脂肪の分解には影響を与えません。入浴をするならリパーゼの働きを活用してから30分後にします。

〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕