機能性表示食品は、特定保健用食品(トクホ)とは違い、許可性ではなく、人間を対象とした試験の結果の論文を添えて、届け出することで認められます。特定保健用食品よりハードルが低く、機能性として健康効果を表示できるので届け出数は増えています。そして、機能性表示を頼りに商品選びをしている人も増えています。
機能性表示食品の詳細は、消費者庁のホームページに届出書類の内容が掲載されているので、どのような効果があるのかを調べることは可能です。しかし、専門用語の羅列で、記載されている内容と望んでいる効果とが合致しているのかを見抜くのは容易ではありません。日本メディカルダイエット支援機構が得意とする代謝の面だけに注目しても、いろいろと問題点は見えてきます。
体脂肪を減らす効果がある機能性表示食品の内容を見ると、BMI(体格指数)が25以上の肥満の人に体脂肪減少の効果が得られたものがあります。ダイエットを望む女性はふくよかではない人が比較的多く、そういった人に効果があるかどうかはわかりません。標準のBMIの人を対象としたものでも2週間での試験結果で効果があったものがあり、これを長く続けて摂ることで、どれくらいの効果があるのか、長く摂るほど効果があるのかはわかりません。
内臓脂肪を減らす効果が示されているものの内容を見たら、体脂肪が増えた結果が出ているものもありました。内臓脂肪が減って体脂肪が増えたということは、皮下脂肪が増えたということになります。
代謝以外でも気になることばかりで、こういった情報を見抜く方法、実際にどう使えばよいかの情報を「サプリメントプロ検定」では伝えていきます。詳しくは「講習のご案内」を、ご覧ください。また、問い合わせフォームで質問・問い合わせをしてもらえれば、詳細情報を送らせてもらいます。