健康に関わる講習をしていると、受講者や資格認定者から同じような反応が聞かれます。ダイエット情報の講習を例にすると、「最近、ダイエットに関わるテレビ番組や雑誌の情報などが増えましたね」という声が多く寄せられるのですが、そんなことはありません。
メディアの情報を先取りしているのなら別ですが(東京で活動していたときにはメディアに仕掛ける側にいたので可能だったのですが)、タイミングよくメディア情報が増えるようなことはありません。
講習で学ぶまでは、目の届く範囲を情報が通過していたのに、それに気づかなかったり、見逃していたのが、学ぶことによって目に飛び込んでくる、記憶に残りやすくなるということが起こっているだけです。
ダイエットは、学んでいるときではなくて、学び終えた後からのほうが情報は圧倒的に多く、生活で活かしてこその健康づくりのダイエットとなります。
それと同じことがDNAでも言えます。DNA認定講習で学んだ後には、発達障害と臨床栄養に関する情報が多く飛び込んでくるようになります。といっても、講習テキストの範囲と、その周辺の話題が多いのは、身につけた知識が情報をキャッチさせているからです。
発達障害の情報は、通常学級に通う発達障害児が8.8%という調査結果を文部科学省が報告したこと(2022年12月13日)、テレビ番組で発達障害をテーマにした「リエゾン」が放送されたこと(2023年1月20日から)、こども家庭庁が内閣府に設けられること(2023年4月1日)など関連することが相次いで、社会的な関心が高まっていることから情報が増えている時期ではあります。
そのタイミングでDNA認定講習を受講することで発達障害の情報も、その改善のために必要な栄養情報も多く見聞きするようになります。今のようなネット時代には、気になることを検索すれば発達障害の情報も臨床栄養の情報も、いくらでも入手することができます。講習の途中で気になったことを講習テキストから離れて、スマホで手のひら検索をしている人もいます。
数多くの情報は誤った判断にもつながります。その間違いは、DNA認定講習のテキストを学ぶことで気づき、正しい情報をキャッチすることができるようになります。正しい情報を正しく知ることができるようになるためには、基本中の基本を知ることが重要で、そのための情報をDNA認定講習のテキストに盛り込むようにしています。
〔発達栄養指南:小林正人〕