DNA Answer16 母子の栄養

日本メディカルダイエット支援機構のサイトの最新情報の中で、「母子の栄養」のテーマで連載コラムを始めています。週に1回のペースですが、まとめて掲載するには考察の時間が必要であることから、スローペースですが100回の掲載を目指したい内容です。

「母子の栄養」は、DNA認定講習の重要な項目となるであろうことは認識していますが、DNA認定講習には入れていません。発達障害児にも対応する改善のための栄養指導は、まず基本的なところを知ってもらって、それぞれの状況に応じた対応を目指しています。

発達障害は、すでに特性が現れた段階から改善の支援が始まるのは通常のことですが、子どもの発達の始まりのところから発達障害の可能性は始まっています。受精してから細胞分裂を繰り返して、人間の形に近づいていく段階を考察する発生学では、大きな影響を与えることとして母親の栄養状態が重要視されています。

母親となるのは出産をしてからですが、その前の妊娠期間、さらに前の妊娠を意識した段階からの栄養状態が大きな影響を与えています。そこに着目すると、女性は栄養を自ら考え、実践していくときから、子どもに影響を与えているのです。

日本メディカルダイエット支援機構が実施するMDAの講習では、生理学に基づいた健康を維持する、さらに健康状態を高めるダイエットの方法を紹介しています。ダイエット法は山のようにあるというのに、わざわざ新たなダイエット法を紹介するのは、本人が健康を維持して、それを促進するようなダイエットを目指してほしいという考えが一つです。

もう一つは、将来の妊娠、出産を意識して、健康体でいることを重視してほしいことから、メディカルダイエットの手法を惜しげもなく紹介しているのです。惜しげもなく、といっても重要な研究成果の全部を公開しているわけではないのですが少なくとも次世代を担う子どもが健康に誕生して、健やかに成長して、そして世の中から期待される重要な役割を果たしてほしいという思いで、メディカルダイエットの講習をしています。
〔発達栄養指南:小林正人〕