スペシャリスト(specialist)は特定分野に深い専門知識がある人を指した言葉です。SPSPは、サプリメントと健康食品の専門知識を身につけ、それを自分や家族、周囲の人々、スポーツをする人や生活習慣病に不安を抱える人たちにサプリメント・健康食品を正しく選択して、正しく使うことをアドバイスできる存在と位置づけています。
日本メディカルダイエット支援機構は、医学・薬学・栄養学・科学・理学・法学などサプリメント・健康食品に広く関わるメンバーの経験と知識を集積して、研究成果を発信するだけでなく、制度の構築にも関わってきました。その成果がスペシャルな情報収集と提供を可能としています。
日本メディカルダイエット支援機構は2008年に内閣府認証によって特定非営利活動法人として活動を始めましたが、それ以前は臨床栄養や運動科学などを中心とした健康科学情報センターと、研究者やメディア関係者などを中心とした健康ペンクラブとして活動してきました。
両団体の事業活動を統合させて設立したのが日本メディカルダイエット支援機構で、健康科学情報センターの設立メンバーの臨床栄養の専門家である山本辰芳先生(管理栄養士、産業栄養指導者)との関わりで、保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフ制度の創設にも参加しました。
山本先生は国立病院・療養所栄養士協議会の会長で、日本栄養士会の理事長も務めました。臨床医と病院栄養士で構成される日本臨床栄養協会の副会長でもありました。厚生労働省には管理栄養士・栄養士が専門官として多く在籍していますが、当時は国立病院・療養所から厚生労働省に出向しており、専門官は山本先生の後輩であったことから、情報交流などを実施してきました。
栄養などに関わる新たな制度が検討されるときには関係者が呼ばれることが多く、退官後の山本先生が所長の病院栄養管理研究所にも依頼がありました。私は、当時は健康科学情報センターの理事長のほかに病院栄養管理研究所の主任研究員として参加していたことから、サプリメント・健康食品に関わる検討会に参加していました。
その一つがアドバイザリースタッフ養成の通知の検討会で、健康食品業界の実態などの情報を提供していました。このときの経験が、後のアドバイザリースタッフ養成講習の講師、機能性表示食品制度の委員などにつながっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕