あくまでも噂話99「肩書きの上下がわからない弱点の克服」

就職をしないまま高齢者の年齢に突入した自分にとっては、肩書きを示されても偉いのかどうかわからない、どちらが偉いかわからないということは今の今まで続いていました。そんなことをコラムに書いたところ、企業や団体などに所属する方々から、いろいろな情報が届きました。

それをまとめてみると、以下のようになるようです。もちろん、原則とは異なる組織があるのは承知しています。偉い順から下に向かって→で示してみました。会長、社長、副社長、専務取締役、常務取締役は除いてあります。

「本部長→副本部長→事業部長→副事業部長」

次に続く部長との間に「局長」が入っている組織もあります。

「部長→副部長→次長→部長代理→部長補佐」

部長補佐と部長代理の間に調査役が入っていた組織もありました。また、部長補佐を部長付としているところもありました。

続いて、「課長→課長代理→課長補佐→係長→主任→副主任→主事→主査」となります。主事や主査は、いわゆるヒラだとは思うのですが、これを名刺に入れている例もあります。

課長補佐と係長の間に統括課長が入る組織や、係長と主任の間に班長が入る組織もあります。課長といっても、総務課長のように、総務課の課長という人がいるのに対して、課がつかない課長もいて、これは課長と同じ年齢であっても課を代表するわけではない名ばかりの課長(いわゆる窓際)という位置付けのところもありました。

副課長という肩書きは寄せられた情報の中にはなかったのですが、その代わりに副長を使っている組織もありました。副長は副課長なのかと思ったら、会社によっては部長と次長の間の副部長を副長としているところもあって、地位を間違えたら失礼になるのだろうかと余計な気を使わせる組織もありました。

これだけでもややこしいのに、スーパーバイザー、エリアマネージャー、室長という名刺をもらったときには、他の会社では、どの段階なのかわからなくて、扱いに困ったことがあります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)