抗酸化作用があるサプリメントの機能の違い

活性酸素を消去する機能があるサプリメントは複数あります。機能には違いがあり、大きく4つに分けられます。活性酸素は通常の酸素の電子のバランスが崩れたものです。簡単に言うと、酸素はプラスの電子とマイナスの電子が4つずつありますが、活性酸素はマイナスの電子が1つ欠けたものです。この欠けた電子を補うために、人間の細胞から電子を奪います。
ビタミンのうちビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは活性酸素にマイナス電子を与えて、元の酸素に戻す作用があります。私たちの身体の中には活性酸素を消去する酵素がありますが、この酵素を働かせるためには補酵素が必要で、亜鉛やマグネシウムなどのミネラルが補酵素となっています。
活性酸素にはマイナス電子を奪いやすいものから奪っていく性質があり、人間の細胞よりも奪いやすいものが近くにあると、そこから奪っていき、細胞の破壊を抑えてくれます。その奪われやすいものが抗酸化成分です。基本的には植物の色素が抗酸化成分となっていて、ブルーベリーやカシス、アスタキサンチン、ウコンなどの種類があります。
もう一つの機能は活性酸素の発生を少なくするものです。活性酸素は細胞のミトコンドリアの中でエネルギーが作り出されるときに多く発生しますが、ヒトケミカルのα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10はエネルギー産生を効率的に行うことによって活性酸素の発生量を減らしてくれます。
身体の状態によって使うべきものが異なってきますが、その情報について「サプリメントプロ検定」で紹介しています。