あくまでも噂話100「団体の肩書きはわかりやすい?」

会社に属したことはないものの、公益の団体には属したことがあって、今もNPO法人の理事長なので、付き合いのある団体を例にすると、だいたいの上下関係はわかります。

「会長→副会長→理事長→副理事長→専務理事→常務理事→理事」

監事という監査役の役職もあって、これは上下関係ということでは理事会を見張る立場であっても、組織内の発言力は日常的にはないに等しい役職です。それは複数の団体の監事を引き受けている身だから感じていることです。

会長、副会長は、組織によっては理事であって、名誉職的なところもあって、理事長がトップというのが一般的です。理事長を代表理事と呼ぶ組織もあります。名誉会長となると、これは理事でもないというのが通常です。大きな団体だと、理事の下に部長以下が続いています。

役所の組織は、複雑でも案外とわかりやすくて、霞が関では「大臣→副大臣→大臣政務官→事務次官」と続きます。大臣政務官までは国会議員で、事務次官は国家公務員のトップです。

「外局長官(例えば警察庁長官)→官房長→局長→局次長→課長→課長補佐→室長→企画官・専門官→係長→主任」

企画官や専門官の上に指導官という肩書きがある組織もあります。

防衛庁は独特の肩書きで、事務職は事務次官以下は同様ですが、いわゆる制服組は「統合幕僚長→統合幕僚副長→幕僚長」と続きます。幕僚長は陸上幕僚長、海上幕僚長、航空幕僚長がいます。

これに続くのは将官で、将(陸将、海将、空将)、将補(陸将補、海将補、空将補)です。佐官は1佐(1等陸佐、1等海佐、1等空佐)、2佐(2等陸佐、2等海佐、2等空佐)、3佐(3等陸佐、3等海佐、3等空佐)、尉官は1尉(1等陸尉、1等海尉、1等空尉)、2尉(2等陸尉、2等海尉、2等空尉)、3尉(3等陸尉、3等海尉、3等空尉)、准尉(准陸尉、准海尉、准空尉)、曹士は曹長(陸曹長、海曹長、空曹長)、1曹(1等陸曹、1等海曹、1等空曹)、2曹(2等陸曹、2等海曹、2等空曹)、3曹(3等陸曹、3等海曹、3等空曹)、士長(陸士長、海士長、空士長)、1士(1等陸士、1等海士、1等空士)、2士(2等陸士、2等海士、2等空士)と続きます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)