“正しくない”サプリメントを選ばないために

日本メディカルダイエット支援機構がサプリメント研究をして、「サプリメントプロ検定」まで始めたのは、サプリメントの効能効果を広めることが目的ではありません。
健康食品やサプリメントが法律の規制によって治療的な効能効果を表示することができず、摂取タイミングをはじめとした用法も各人に合った用量も表示できないことから、何を選べばよいかがわからないという問題点があります。
また、規制されているために、よい製品と、そうではない製品を見抜けないのを逆手に取るように、私たちからすると“正しくない製品”が氾濫している状況があるからです。
そこで、私たちは「教育と情報発信」に活動が特化している団体として、業界が明らかにしたがらない情報まで含めて、教育と情報を通じて伝えていくために、あえてサプリメントを取り上げました。
私たちが力を入れているのは、健康食品ではなくサプリメントです。サプリメントは不足すると体調が維持できなくなる成分のことで、ビタミン、ミネラル、三大ヒトケミカルを指します。ビタミンもミネラルも、それぞれの成分は働きが異なっています。三大ヒトケミカルのα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10も働きが異なり、他のもので代わりをすることができません。だから、食品に含まれている成分は、その食品を欠かすことができず、食事で不足する場合には補うしかありません。その補うものがサプリメントです。
三大ヒトケミカルはα‐リポ酸はブドウ糖を細胞のミトコンドリアに取り込む作用があり、L‐カルニチンは脂肪酸をミトコンドリアに取り込む作用があり、そしてコエンザイムQ10はミトコンドリア内でエネルギー産生を促進する補酵素となっています。食品に含まれているものの、もともと三大ヒトケミカルは体内で合成される為に吸収率が極めて低くなっています。食品からは摂りにくいのですが、医薬品でもあったものがサプリメントとしても使えるようになったことから、口から摂ることができるようになりました。