三大ヒトケミカルのα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10は、ダイエットのためのサプリメント製品の素材として使われてきました。コエンザイムQ10は抗酸化作用もあるものの、人気の健康食品のように直接的にブドウ糖や脂肪の吸収を妨げたり、血圧を抑えるというような直接的な働きはみられません。
細胞のミトコンドリアの中でエネルギー代謝によって作り出されるエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)は全身の細胞を働かせるエネルギー源であるので、細胞の集まりである内臓や期間の働きを間接的に高め、その結果として血圧や血糖値、中性脂肪値に影響を与えてくれます。健康食品を使っている人が、その働きを、さらに高めるために三大ヒトケミカルを摂ることは役立ちます。そういった意味では三大ヒトケミカルは“健康食品のサプリメント”ということができます。
また、医薬品が体内で有効に作用するためにも、全身の細胞の働きを高めるATPを多く作り出すことは重要であり、医薬品の副作用を抑える効果も期待できます。ということで、三大ヒトケミカルは“医薬品のサプリメント”ということもできるというわけです。
こういったサプリメントの考え方の提供も、「サプリメントプロ検定」が進めていることです。