2023/3/15  自分にとっての日々の修行の文筆

毎日、コラムの文章を書くのは、それほど苦労ではないと思われがちます。文筆が専門で、社会人になってから、仕事以外でも日記のように800文字の原稿を書いてきました。800文字というのは朝日新聞の天声人語の以前の文字数で、現在は新聞の文字が大きくなったので、それほどの文字数にはなっていません。文筆を目指した中学生のときから、天声人語を書き写すのが日課になっていました。

書いたものが表に出ることもあれば、いわゆるお蔵入りのものまで含めて、とにかく書くことだけは続けてきました。これは日記というか今でいうブログのようなもので、書いたからといって評価をされるようなものではなかったものの、“継続は力”といったことで、日本メディカルダイエット支援機構のホームページが始まってから8年間で5200本以上の健康関連のコラムを800文字以上で書いてきました。

日本メディカルダイエット支援機構の理事長として、2010年の4月から毎週12回、13年にわたって「健康情報メール」を発信してきました。これは国や行政機関、研究機関、大学、企業や団体などの私たちの嗜好にあった情報の中から40本を選択したもので、クリックして見てもらえるようにしています。

情報を送っているのは、医師、研究者、団体役員、福祉関係者、メディア関係者に当方で勝手にふさわしいと考えている方々で、東京人脈は300人ほど、岡山で知り合った方々が100人ほどとなっています。

これは自分たちの勉強のためでもあり、過去の情報を常に更新する機会としています。また、毎週、送り続けていることで、いつでも発信先の方々に相談できることから、自分たちの活動の重要なバックアップ人脈ともなっています。

日々のコラムも毎週の健康情報メールも途中で何度も、これで終わりかと思うことがありました。6年前の4月に東京から岡山に家族5人で移住して、移住の目的が急になくなって、それこそ途方にくれるようなことがあったときも(詳しいことは2023/2/8の『移住後の激変「信じる者は足元をすくわれる」』に記載)、心臓がバクバク状態の状態で、まるで修行のように書き続けてきました。

それはコラムを待っている人のためというよりも、自分のためです。だから、「世のため」「人のため」ということを口にするときには、それに続けて「自分のため」「家族のため」と言うようにしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕