岡山市南倫理法人会に入れてもらうきっかけは、津山市準倫理法人会で「倫理の実践は健康から」のテーマで話をさせてもらったことです。今から6年前に東京から移住して、知り合いもいなかった中で東洋大学校友会岡山県支部の支部長と巡り会い、その先輩の紹介で講話をさせてもらいました。
杉本直哉会長が津山で講和をされ、瀬戸町に住まわれているので行ってみたらよいと先輩に言われて、訪ねたのが始まりです。会長のところまでは歩いて6分の距離でした。
津山では講和ということなのに、よくわかっていなくて“講演”をしてしまいましたが、倫理を学ばせてもらう中で、健康でいること、元気でいることが倫理の実践には必要だということがわかってきました。
NPO法人日本メディカルダイエット支援機構は、任意団体の健康科学情報センターと健康ペンクラブの2団体の事業活動を統合させて発足しました。今から16年前のことです。
健康科学情報センターのときから、ずっと追い続けてきたことがあり、それがメディカルダイエットの研究テーマにもなっています。
その研究テーマは「エネルギー代謝」で、脂肪代謝を促進させるために必要なL‐カルニチンは加齢によって体内の合成量が減ってきます。細胞の中でエネルギーを作り出すミトコンドリアに脂肪酸が通過するためにはL‐カルニチンが必要です。だから、年齢を重ねると以前と同じ食事量、同じ運動量では太っていくようになるのです。
L‐カルニチンは以前は医薬品成分でしたが、天然合成によって2002年に食品成分としても認められました。これを推進したL‐カルニチン研究の第一人者は王堂哲さんで、日本メディカルダイエット支援機構の副理事長を務めています。
こうしてL‐カルニチンは健康食品・サプリメントにも使えるようになったのですが、一般の認識はダイエット成分です。医薬品としてはカルニチン欠乏症といって、L‐カルニチンが不足しているためにエネルギー代謝が低下する人に使われています。
エネルギー代謝は全身の細胞でエネルギーを作り出す“異化”と、このエネルギーを使って身体を構成する成分、酵素、ホルモン、神経伝達物質などを作り出す“同化”に分けられています。エネルギーを多く作り出すことは、健康維持の基本となることです。
必ずしもL‐カルニチンをサプリメントとして摂る必要はないのですが、メディカルダイエットは栄養摂取と運動によってエネルギー代謝を効果的に高める手法で、それを促進するためのL‐カルニチンの有効活用を研究しています。
王堂副理事長からは、市販品ではない研究用の高濃度のL‐カルニチンを提供してもらって、エネルギー代謝を高めたい方の実践支援として紹介しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕