岡山市南倫理法人会のモーニングセミナーに参加させてもらって、タイムキーパーの大切さを実感しています。予定時間に従って厳格に進めていくのは、大切な倫理の実践を講話として伝える方の時間を着実に確保するためで、早朝の6時から7時までの短い時間を有効に活用するための手段であることは理解しています。
時間を無駄にしない行動というと、メジャーリーグではピッチクロック(投球間隔時間)が今年から採用されて、ピッチャーは走者がいないときには15秒以内、走者がいるときには20秒以内に投球するルールとなりました。
これまで秒数のルールというと、バスケットボールの3秒ルール、5秒ルール、8秒ルール、24秒ルールが有名で、「月刊バスケットボール」の編集に参加していたときに、初めに教え込まれました。
3秒ルールというと落としたものを3秒以内に拾えば食べられるといった困った勝手ルールもありますが、与えられた短い時間で物事をこなすのは案外と大変なことです。
モーニングセミナーの後の朝食会で講和の感想を述べ合うシェアは、45秒と限られた中で話をするのは初めこそ大変なことでしたが、慣れてくると一言で言いたいことが言えるようになってきます。これも倫理を学ぶメリットかと感じています。
こんなことを経験しながら、思い出したのが決断の“10秒ルール”でした。即時に判断しなければならないことは10秒以内に結論を出すということで、経営者の即断即決の秘訣としてゴーストライターをやっていたときに何度か文章にしました。
講話を聞きながら発想したことがあったときは、長々と考えるのではなくて、10秒以内にメモをして、さらに発想につながる言葉に意識を向けるようにしています。このときのメモは後で発想を実現化させるときに役立っています。
長々と考えてメモをしていくことは、後で振り返ってみると案外をモノにならないことが多い感じがします。こういった10秒以内で決断して、実践につなげることを、“発想の転換”ならぬ「発想のテンカウント」と呼んでいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕