Age free岡山18 防災マルシェで健康づくり

防災対策は、構造的な問題(ダムや堤防など)の改善による災害防止から個人できる避難用品や生活用品の備蓄まで、さまざまなことがあげられていますが、最も重要な防災対策は健康と体力だと考えています。

健康であり、充分な体力があれば、いざというときに避難することができて、避難先でも安全に過ごすことができるようになります。また、避難所などで他の人のために活動することができるかどうかも健康と体力が関わってきます。

こういったことを考えて、健康でいよう、体力をつけようと呼びかけ、健康教室、運動教室への参加を求めても、なかなか効果が上がらないのが現状です。防災用品は販売が大きく伸びるのは、災害があった後や防災関連の記念日の前後です。防災用品が売れるということは、防災への関心が高まっているということです。そういったタイミングだけではなくて、防災を意識する機会が多いほど防災意識が高まることが期待されるだけに、参加しやすい防災のイベントが増えるのは良いことです。

その一つとして防災マルシェがあげられますが、ただ意識を高める機会になるだけでなく、その機会に健康度と体力を確認するための場となるようなイベントをすることも考えられます。健康度を確認するためには、それが測定できる簡易検査装置があり、結果に対してアドバイスできる人がいれば、もっと良いことです。

体力の向上は訓練というよりも、楽しみながら実践して、それを日常的にも続けられるようなイベント(運動会やフィールドアスレチック)、レクリエーションスポーツなどであることが望まれます。

さらに避難を想定したウォーキング(少なくとも避難所までは歩ける)、足腰の問題がある人でも続けられるポールウォーキングなどの体験もできる機会も、協力者がいるなら実施したいところです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕