無酸素運動のマシントレーニングと有酸素運動のエクササイズを繰り返すサーキットトレーニングは、無酸素運動によって筋肉に多くの酸素を送り込み、その後に有酸素運動をすることで酸素を活用して脂肪を効果的に燃焼させることができます。この無酸素運動と有酸素運動の組み合わせを活用して30分間で効果的にダイエットできることを売り物にしているエクササイズが人気になっています。
これはマシンがなければできないダイエット法ですが、何もなくても同じ効果を上げようというのが歩くサーキットトレーニングの“インターバルウォーキング”です。
高齢者の運動による健康効果を検証した群馬県中之条町の“中之条研究”では、1日に8000歩を歩くとともに、そのうちの20分間を中強度の歩行をすることで生活習慣病の予防ができることを明らかにしています。中強度の運動というのは、それほど難しいことではなく、なんとか話ができる程度の速度のウォーキングを指しています。
20分間の中強度運動は早歩きをするだけでなく、2本のポールを持って歩くノルディックウォーキングは普通の速度で歩いていても上半身を使って歩くことで20%ほども多くエネルギーを消費することができて、その状態で中強度の運動となっています。
1日に20分間の中強度のウォーキングを、ずっと続けるだけでなく、10分間ずつ2回に分けて行う方法でも同じ効果があります。具体的にいうと、普通の速度のウォーキングを10分間、速歩もしくはノルディックウォーキングを10分間、普通歩行を10分間、速歩などを1分間、最後に普通の速度のウォーキング10分間を一つのプログラムとするものもあります。
これなら身体に大きな負担をかけずに、効果的に脂肪を燃焼させることができます。こういった方法は、インターバルウォーキングの資格認定の基本的なテクニックとしています。