ツイン・ウォーク75 2種類のポールの使い分け

2本のポールを使って勢いよく歩くノルディックウォーキングと、2本のポールによって身体を支えながら安定性を高めて歩くことは、同じノルディックスタイルのウォーキングなのにポールウォーキングと呼ばれて、違うものと考えられることがあります。

どちらがよいと比較するよりも、それぞれの方の体調や、そのときの目的などによって使い分ければよいと考えています。私がノルディックスタイルのウォーキングを始めるきっかけとなった師匠がノルディックウォーキングのナショナルコーチ(国際資格認定者)だったことから、勢いよく歩くスポーツ感覚で始めました。

その当時は日本健康スポーツ連盟の理事として日本ウオーキング協会の活動に関わっていたので、普通の歩き方で長く歩くことの普及をしていたのですが、運動量としては物足りなさを感じていたので、仕事ではウォーキング、趣味ではノルディックウォーキングという使い分けをしていました。

年齢を重ねてくると前つきのポールウォーキングのよさも感じて、ノルディックウォーキングとポールウォーキングをTPOによって使い分けるようになりました。歩くことは景色や気候を愛でながらの楽しみでもあり、また運動でもあるので、そのときの状況で使い分けています。

坂道は上りのときはポールの接地面のゴムパッドが斜め45度のほうが歩きやすいのですが、下りのときにはストップがききにくくなります。その点、ポールウォーキングのほうはゴムパッドが丸型か円型なので下りでも安定させられます。

そのときの状況に合わせて使い分ければよいという考え方をしているのですが、自分たちのやっているスタイル(流派)が最もよいと主張する方々には、なかなか受け入れてもらえないところもあります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕